養護施設の子供達の進学のチャンスを広げたい!「ゆめさぽ」のチャレンジを応援しています。

小出です。
中小企業支援、起業支援を21年間やり続ける中で良い意味で驚かされたことの1つは、なかなか解決がつかない対応の難しい社会的な課題を何とかしたい! という強い想いで起業を目指す方々が多いということです。
障害者支援、LGBTQ、環境問題、子育て支援、ヤングケアラーなどなど様々な課題をビジネスの力で解決したいという人達の事をソーシャルアントレプレナーと言いますが、私はこの分野のチャレンジのお手伝いもしてきました。
岸和田市のキシビズで「ゆめさぽ」の皆さんのご相談を初めて受けたのは2021年2月。彼女たちが取り組む社会課題は、養護施設の子供達の進学のチャンスを広げることです。
養護施設の子供達の進学のチャンスを広げたい!「ゆめさぽ」のチャレンジを応援しています。
養護施設の高校3年生の生徒が大学進学を希望した際に課題になるのが費用の問題です。
大学入学後は奨学金制度が用意されているものの、受験する際の費用は対応が不十分で、1校あたり国公立で約1万7千円、私立は約3万5千円の受験料の捻出が難しく、大学等への進学を断念する子供が多いとのこと。【全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)の「2021年度保護者に聞く新入生調査」によると、出願費用の平均は12万7100円となっている。】という報道も。
このようなことが原因で、養護施設の子供たちの大学進学率は全国平均と比べ驚くべき差異が生じています。文科省の2021年度の学校基本調査では日本の大学(学部)・短期大学(本科)進学率は58.9%であるのに対し施設出身者は14%と全国平均の4分の1です。
この未解決の大きな社会課題に対し解決の道筋をつけようとチャレンジする「ゆめさぽ」の皆さんとは、月1回ミーティングを繰り返しながらサポートにあたっています。まずはいかに多くの皆さんに気づいてもらうことができるかが最初のハードルと捉え、様々な活動とそのPRを一緒に考えてきました。
一般社団法人として設立し活動を本格化させたのが2021年4月という中で、代表の田中さんは5月8日日曜午前中のNHKの長寿番組「日曜討論」にゲストとして出演し、さらに続いて5月15日朝はTBSの「サンデーモーニング」にもコメンテーターとして出演と、一気に全国に存在を示すこととなりました!
養護施設の子供達の進学のチャンスを広げたい!「ゆめさぽ」のチャレンジを応援しています。
活動を始めて1年程でまずは最初の目標はクリア!
皆さんにもぜひこの問題に関心を持っていただき応援していただけたら幸いです。

【5月19日追記】今日の読売新聞に田中さんのインタビューが掲載されています!
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20220518-OYO1T50005/

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