気仙沼研修ツアー、知恵やアイデアで新たな価値を生み出す!

小出です。昨日の毎日新聞夕刊紙面に、8月23日に毎日新聞デジタルに公開された記事が掲載されました。
気仙沼研修ツアー、知恵やアイデアで新たな価値を生み出す!
冒頭の写真の事例について書きたいと思います。
正月明けの1月7日、岸和田市キシビズで、コロナ禍で活性化の糸口を懸命に模索する観光事業者の相談を受けました。これまでのような団体旅行の募集が成り立たなくなる中で、相談企業であるトラベルウェーブ関西は「防災」をテーマとして新たなツアーを組めないか検討したいとのことでした。
私からは、防災は、視察や教育の切り口で既に数多く行われていること、行政関係、ボランティア、NPOが主催する防災テーマの学びは無料のものが多くまた参加者もそれを前提とする方々が多いため、収益性の高い分野になりにくい環境であるとアドバイスし代替案を提示しました。東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市で、壊滅的な打撃を受けた企業から復活の道筋と戦略や理念を学ぶという企業経営者向け研修ツアーです。
気仙沼研修ツアー、知恵やアイデアで新たな価値を生み出す!
東京等で行われる宿泊型の経営者向け研修は2日〜3日間で参加費が30〜40万円ほどのものが多く見られます。私も講師として何度もお話させていただきましたが毎回楽しく、全国各地から中堅、中小企業の経営者や幹部が数多く参加し熱心に受講されている様子が大変に印象的でした。また、10年前にエフビズの提案で全国的に評価される新たなビジネスモデルを作り出した3社を巡り、それぞれの経営者に現場を見せてもらいながら講演してもらうツアーを地元ホテルの新たな企画商品として実施したところ、高額な商品であるにも関わらず募集1週間で満員となり大成功したことが今回の提案の「押さえ」でもありました。
気仙沼市役所にお願いし対象となる企業を10数社選定してもらい、その上でトラベルウェーブ関西が3社に絞り商品化、まずはパイロット企画として7月下旬に開催しました。
気仙沼研修ツアー、知恵やアイデアで新たな価値を生み出す!
被災地を対象とするこのような研修ツアーはこれまでほとんど見られなかったオリジナリティがあり、トラベルウェーブ関西にとっても新たな事業分野として「研修事業」が確立できる可能性があります。また被災地における新たな観光の可能性を提示することも狙いの1つです。知恵やアイデアで新たな価値を生み出す!ビズモデルの目指したいところです。

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